マフラーについて
 マフラー交換のメリット 
マフラー交換のメリットと言えばやはりその太さと、テールの形状によるスタイリングの迫力アップ、

それに加えて、音質の変化による(ノーマルより少し音量が大きく、低音が出る)レーシングな雰囲気、

そしてターボ車などでは排気効率のアップによるパワーアップに尽きると思います。

しかし、そのマフラーも、あまりに多くの種類やメーカーがあるために迷ってしまったり、

また買っては見たけれど、思っていたような、効果や音質が無かったり、耐久性が悪く一年ほどで錆びて

しまって、汚いし、音質もなんだか変わってしまったなんて失敗談もよく耳にします。

そんなことにならないような方法(選び方、マフラーの用途別のタイプ)などをちょっと解説しておきます。
マフラー選びの注意点
じゃあマフラーはどのようにして選べばよいのか?ってことになるとおもいます。

そこでまず考えてほしいのは、

音質、デザイン、性能アップ、品質

(錆びたり、音質音量の変化がないなど)

のどれを一番重要視するかと言うことです。

そこで今上げた項目に関する、簡単な解説をして見ます。

全て保安基準適合のマフラーを対象ですと、まず音質、音量は2種類に分かれます。

1つはノーマルをちょっと低音を強調したようなタイプで

高回転までひっぱってもあまり音量なんかは変化しないタイプ、そしてもう一つは保安基準の指定した

回転数までは、限界音量ぎりぎりまで音量が大きいタイプとになります。

まずそのどちらかを決めてください。

そしてその次に、好きなデザインをそれぞれの選んだ対象となるマフラーの中から選んでください。

と、このように上に挙げた条件の中でどれを自分が一番重要視するかで、何種類かのマフラーをチョイス

して、後は細かなところをお店の方や、友達などの意見を参考に絞り込めば、失敗のないマフラー選びが

出来ると思います。

マフラー選びで重要なことの一つに「メーカーのデモカーに装着されてるから」「サーキットでタイムが

出てるから」「雑誌の取材で良い結果が出てた」という理由で「きっと性能も良いはず」と勘違いして

しまうことが良く有ります。

あくまでもメーカーのデモカーなどに装着されてるマフラーは外観はカタログや広告に出てるものと

同じタイプですが、内部構造などはワンオフで少しでもパワーが出るようになってるものも有りますので

良く注意して冷静に選ぶべきでしょう。
マフラーの性能について一言
私たちチューニングショップでのマフラーの相談で一番多いのが、

「どこのマフラーが一番パワーが出ますか?」と言う質問です。

パワーが出るマフラーという条件だけで判断するならば、NA、ターボ共に、うるさい音量の大きなマフラー

しかもパイプが太いマフラーということがいえるとおもいます。

それは、エンジンから出た排気ガスが、長いパイプの中をいかにスムーズに抜けるかが、

エンジン性能を左右するからです。

細いストローをくわえて空気を噴出すよりも、太いストローで噴出す方がはるかに少ない力で吹けるのと

同じ原理です。

でもそれでは、音量が大きすぎてストリートで使用することは出来ませんし、もちろん車検にもとおりません。

ですから、音を小さくするために、途中にタイコや、サイレンサーなどがたくさん付けば付くほど音は

小さくなりますが、その反面抵抗も大きくなり排気抵抗によるエンジンパワーのダウンが起こります。

じゃあ全部ストレートであればいいのかと言うと、そうはいかないのがマフラーの難しい部分です。

太くすれば確かに、排気抵抗が減り、特にターボ車などは全開時のパワーは格段にアップします。

しかし、その反面低回転から中間域では理想的な排気干渉が得られずトルクがやせてしまいます。

そうなるとある程度マフラーに排気の抵抗を持たせることによって、中間域でのトルクの谷の発生などを

抑えることができ、結果として出来るだけ低回転からフラットなトルク特性を持った走りになり、

体感的にはどこから踏んでもトルクがありついてくるようになります。

NA車も、マフラーでもちろんパワーアップは望めます、が、それにプラス、タコ足を交換することによる

パワーアップや、カム交換をプラスすれば、はるかに大きなパワーを発揮することが出来ます。

最近ではマフラーの開発も進み「車検対応マフラー」でもメーカーによっては、

無理に音量を抑えるのではなく、しっかりとパワーも確保しながら、しかも音量もOK!というものもあります

ので、マフラー購入をお考えのあなたも一度ショップにご相談されてはいかがでしょうか。

もちろん当店でもOK!お気軽にご相談ください。